- ♩定期演奏会(69回〜50回)
- ♩定期演奏会(49回〜44回)
- ♩定期演奏会(43回〜33回)
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♫第69回定期演奏会
【日時】 2024年11月2日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 リヒャルト・ワーグナー:
歌劇「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」WWV.70より序曲
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67【指揮】 長岡 聡季 【主催】 札幌フィルハーモニー管弦楽団 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、北海道新聞社
毎日新聞北海道支社、(順不同)
札幌の紅葉が最も美しい季節、中島公園を望むkitaraで開催された第69回定期演奏会。今回は、初共演となる長岡聡季氏を迎え、ワーグナーの華やかな序曲から始まり、札フィル初演となるチャイコフスキーの悲劇的な幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、そしてベートーヴェンの力強い交響曲第5番と、ドラマティックなプログラムでお届けしました。
長岡氏の熱のこもった指揮のもと、オーケストラは息の合った演奏を繰り広げ、聴衆をドラマティックな音楽の世界へと誘いました。特に、「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、愛と裏切りの物語を音楽で描き出し、会場を感動に包み込みました。札フィルでの初演ということもあり、その特別な演奏は多くの観客の心に深く響いたことでしょう。
終演後には、温かい拍手が鳴りやまないほどの盛り上がりを見せ、忘れられない一夜となりました。
次の演奏会も、皆様に感動をお届けできるよう、団員一同心を一つにして演奏に励んでまいります。ぜひ、札幌フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にご期待ください!
♪お客様の声(アンケートより)- 年々すばらしい演奏会になり増々たのしみになりました。又聴きたいと思います
- 管・弦ともに低音が強く支えており、重厚感のある響きで素敵でした。f・ffも力強くドラマティックでした。ありがとうございました!
- 子どもに良い体験をさせてあげることができました!ありがとうございます。久しぶりに生で演奏を聴いて幸せでした。
- タンホイザーでは木管楽器がやわらかな音色でとても良かった。フランチェスカはド迫力でクラリネットのソロもそばらしかった。
- 聞いていると今までCMで流れているきいたことある曲と同じでした。何回かふれているようで、まるでヨーロッパ旅行した気分に親しまれます。
- 音も演奏も良く、とても素晴らしかったです。N響ばりの見事な指揮と演奏でした。
- 小さい音は若干異音が混ざるようにきこえましたが大きく盛り上がる所は感動もありました。結構お年をめしている方も多いようにみえましたが頑張っているなと関心いたしました。
- 今回はエネルギッシュな選曲でいつもの札フィルとはまたひと味違う顔が見れました。又、表現豊かで最後までひきこまれてしまいました。最高でした。
- どの演奏もとても素晴らしかったです。1,000円でこれだけ聴けたらとてもお得だと感じました。フランチェスカのオーボエのソロ、とても良かったです。また来たいと思いました。
- 音楽に疎い私ですが、冊子プログラムで音楽の背景を知り、楽団の方々の表現力との両方で曲のストーリーが目に見えるようでした。ダイナミックな演奏で世界に没頭できるひとときを有難うございました。
- どれも、歯切れがよく、すばらしかった。フランチェスカ・ダ・リミニは初めて聞いたが、とても良かった。感動しました。
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♫第68回定期演奏会
【日時】 2024年5月18日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ポール・デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
アントン・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB.105【指揮】 松元 宏康 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、北海道新聞社、毎日新聞北海道支社(順不同)
ディズニー映画で一躍有名となったポール・デュカスの交響詩「魔法使いの弟子」、そして80分にもわたる長大で厳粛なブルックナーの「交響曲5番」。札幌フィルハーモニーの第68回定期演奏会はこの2曲でお送りしました。
5月半ばには珍しく陽気に恵まれ、軽く汗ばむほどの好天の中、kitaraにて行われた当演奏会。指揮者にはお馴染みの松元宏康氏を1年半ぶりにお迎えしました。団員とお客様双方にタフなプログラムでしたが、松本先生の熱の入った猛特訓の成果もあり、デュカスの豊かな色彩やブルックナーの荘厳さ・重厚さの顕れた演奏をお聴きいただけたかと思います。
こんな日の終わりに団員一同、疲労困憊で傾ける一献はまた特別・・・秋の演奏会への活力も湧いてくるというものです。
♪お客様の声(アンケートより)- ブルックナーの交響曲はなじみがないので生演奏ではどうなるか楽しみでした。1楽章から3楽章までは楽章ごとの変化が少ないのだなーと感じながら聞いていましたが、4楽章ではそれらすべてが高見に向かっていく盛り上がりを見せ、うまくまとまったと思い ました。
- 2楽章の連音符と主旋律のハーモニーは素敵でした。
- 今回は初めて2階席から鑑賞しました。楽団全体が見回せて今までにない景色で楽しめました。「魔法使いの弟子」では、当時一緒にディズニーDVDを観た小さい頃の息子を思い出しました。久々にゆっくりと時間の流れる、寛ぎのひと時を味わえて大満足です。素敵な演奏ありがとうございました。
- 病気でベッドから抜け出せない年月を過ごしましたが5年ぶりにオーケストラを鑑賞することができました。長時間座っていると辛くなるため、最後まで座っていられるか心配でしたが、札幌フィルハーモニーの皆さんの演奏に引き込まれ、あっという間に時間が経ち、最後まで鑑賞することができました。最後まで素晴らしい演奏を聞けたことは、何よりも嬉しく自信が持てました。これも札幌フィルハーモニーの皆さんの心こもった演奏のおかげだと思います。皆さん本当にありがとうございました。これからも素敵な演奏を聴かせてくださいね。
- 今回公演では、演奏時間が長い演目でした。個人的には今回のように長い演目が初体験だったので貴重な体験となりましたが、子どもや初来場者など等、オーケストラを長く静かに視聴することに慣れていない方たちにとっては、どうだったんだろうかと気になりました。私としては今回も楽しく視聴させて頂きました。また視聴に行きます!
- 演奏会が終了した後の指揮者の振る舞いがいつもと違っていたので面白かったのですが後で芸人との二刀流の方であることを知り驚きました。最初の曲は、ディズニーで知っていた曲なのでより演奏を楽しむことができました。
- はじめてコンサートホールで演奏を聴きましたが、繊細な音や、迫力ある演奏を楽しむことができ、とても感動しました。
- 初めてオーケストラのコンサートに行かせてもらいましたが、大人数の演奏と来場者の数にも感動・感心したところです。今回は私が単身赴任中の為、地元より妻を呼び夫婦で鑑賞しましたが、次の公演の話にもなり、是非次回も聞きに行きたいと思いました。
- 2階席で聴きましたが、とくにfのところは管楽器の音が大きすぎて、少しバランスが悪いかなと感じました。
- 奏時間の長い演目で最後までしっかり聴くことができるかと不安でしたが、楽しく聴けました。また、いつもはステージの正面に座るのですが、今回はサイドの席で聴きました。視点が変わって、よかったです。
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♫第67回定期演奏会
【日時】 2023年10月9日(月祝) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 アントニン・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95, B. 178
セルゲイ・ラフマニノフ:交響的舞曲作品45【指揮】 松井 慶太 【共催】 トヨタ自動車株式会社 【協賛】 札幌地区トヨタ販売会社グループ 【協力】 公益社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社、読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、毎日新聞北海道支社(順不同)
晴れやかな秋空が広がる日、札フィル秋の第67回定期演奏会は行われました。
松井慶太先生をお迎えして、”新天地アメリカで成し遂げた究極の響き”をテーマにドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」とラフマニノフの交響的舞曲を演奏しました。
故郷を離れ、新しい土地アメリカで作曲されたこの2曲のプログラムに皆さんはどんな印象を持ちましたか?
私は、4年前に進学を機に地元を離れ、1,000㎞離れた新天地”北海道”にやってきました。全く知らない土地でオーケストラに入団。なんだか、境遇が似ているような!?(ドヴォルザーク先生、ラフマニノフ先生同じスケールで語ってごめんなさい)
そんななか、新世界の「遠き山に日は落ちて」のメロディーを聞き‘’ふるさと懐かしい…‘’という気持ちがじんわりと湧き出ました。こんな日が私に来るとは。こんな気持ちでドヴォルザーク先生も作曲していたのでしょうか。大人になると忘れてしまうこともあるけど、新しい感情に浸ることもあるのだなと感じた演奏会でした。
♪お客様の声(アンケートより)- 1部、青のオーケストラを見ているのでとても良かったです。
- 優しく柔らかいところが良かった。強弱が上手だった。色んな楽器の調和がすごいと思った。
- すてきな音色が聞けて良かった。両方とも特に第3楽章に感動しました。
- コールアングレさん、色々な景色を想い出し、涙しそうになりました。ありがとうございます。
- タンバリンをめっちゃ見てしまいました。打楽器が印象的でした。
- 指揮者だけではなく、楽団員の一人ひとりが集中して音楽を作り上げている様子に感動。
- チャレンジなプログラムでしたが、ラフマニノフ大成功でしたね。
- 全体的に秋にふさわしい芸術を感じる時間でした。
- 指揮者、演奏者の気持ちの盛り上がりが伝わってきた。
- サックスのソロがきれいでした。いつもそうですが札フィルさんの演奏はメリハリがあって好き。
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♫第66回定期演奏会
【日時】 2023年5月20日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 エンゲルベルト・フンパーディンク:
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より前奏曲
リヒャルト・ワーグナー:
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ:
交響組曲「シェヘラザード」作品35【ゲストコンサートマスター】 田島 高宏(札幌交響楽団 コンサートマスター) 【指揮】 高井 明
ライラックの咲き誇る頃行われた定期演奏会は、オペラやバレエの題材としても親しまれている、物語音楽に挑戦しました。指揮者は札幌交響楽団の高井先生、そして現役のコンサートマスターの田島先生を全曲ゲストコンサートマスターとしてお迎えするとても豪華な札フィル物語となりました。
フンパーディンク作曲の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の前奏曲から始まった札フィルの物語。ドイツではクリスマスに親子で観に行くオペラとして親しまれている曲なので、笑顔で演奏する様に指摘がありました。とはいえ冒頭のホルンから、簡単に演奏できる曲ではないのです。次の物語は弟子フンパーディンクから師匠ワーグナーへとバトンタッチ。
歌劇「トリスタンとイゾルデ」は、ワーグナーの円熟期の作品で、一転して悲劇的な中世の恋愛物語。楽譜の冒頭に書かれた“ゆっくり苦しむ”という文字。静寂な中、トリスタンの苦悩を表現するチェロの不協和音から始まる物語は死をもって完結します。今回のプログラム中でも1番の難曲と言われた曲です。実らない恋愛を表現している不協和音や臨時記号だらけの譜面に苦しめられたのですが、弾けば弾くほど美しい旋律に魅了されていきました。
そして最後の物語、交響組曲「シェヘラザード 」。海軍でもあったリムスキー=コルサコフによる海や船の主題が際立つ大曲。千夜一夜物語の語り部であるシェヘラザードを田島先生のソロヴァイオリンでお届けするという贅沢なプログラム。練習中から聞き惚れる団員が続出。管楽器のソロも聴きどころ。初めて演奏する団員にとっては、本当に演奏できるようになるのか、永遠にこない夜明けのように思えたのですが、必死の練習の甲斐もあり、迫力ある熱演は好評を博しました。
グリム童話から始まり、中世ヨーロッパ、そして中世アラビアの夜の物語を奏でた今回の演奏会。クラシックコンサートへ初めて足を運ぶお客様にも楽しんでいただけたようで、秋の演奏会にまたきてくださるとのこと。また、札フィルの中には曲目からインスピレーションを受けて衣装にこだわっている団員もいるのですが、新大陸アメリカに縁のある曲が続く次回演奏会、衣装も含め、どのような表現が生まれてくるのか、乞うご期待!
♪お客様の声(アンケートより)- アマチュア市民オーケストラとありましたが、とてもまとまっていて音も素晴らしかったと思います。期待していたシェヘラザードは期待を裏切らず、最後まで楽しませていただきました。周りの観衆も引き込まれていたように思います。
- ヴァイオリンのコンサートマスターの音の美しさは感動しきりでしたが、それぞれのソロパートも負けず劣らず美しかったです
- 前半は演奏が少し固かったような気がしますが、後半は田島さんのバイオリンが全体をリードし、引き締めてよかったと思います。ブラボー!
- 生の演奏は、やはりとても素晴らしいと思いました。はっきりとではありませんが、映像が思い浮かぶような、素晴らしい演奏でした。
- 田島さんの演奏に感動しました。トランペットファーストの方の音もすばらしかったです。
- エネルギッシュで素敵でした
- 「シェヘラザード」は期待していたので、素晴らしい演奏で特に感動しました♪
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♫第65回定期演奏会
【日時】 2022年10月16日(日) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K. 551
ヨハネス・ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73【指揮】 松元 宏康
第65回定期演奏会は、4年ぶりに松元宏康氏をお迎えしてKitaraで行われました。
イタリアらしい明快で賑やかなヴェルディ作曲の歌劇「ナブッコ」序曲から演奏会が始まります。
次に演奏したモーツァルトの交響曲第41番は、モーツァルトが作曲した最後の交響曲であり、札フィルが取り組んできた「モーツァルトの三大交響曲を演奏する」シリーズの最後を飾る曲でした。まるで天国にまで昇っていくかのような壮大なスケール感ゆえに、ギリシャ神話の最高神ジュピターの名が愛称として付けられていますが、この荘厳で力強くまた優美で繊細さも兼ね備えたこの曲を、心を込めて演奏させて頂きました。
メインはブラームスの交響曲第2番で、自然豊かな情景を連想させる旋律はとても美しく、聞いている側もその美しい景色が頭に思い浮かぶはずです。派手な曲ではありませんが、のびのびと自然体で作曲されたこの曲はブラームスの交響曲の中でも好きという方は多いと思います。この良さを松元先生が引き出しつつ、札フィルの良さも存分に表現出来た演奏になったのではないでしょうか。
♪お客様の声(アンケートより)- 素晴らしいオーケストラです。 音のパワー、弦の美しさ、一流ですね。
- ジュピター、ブラームス、どちらも素敵でした。松元さんの指揮は初めてでしたが、プレトークもなかなか軽妙でした。
- 皆さんの音のクォリティの高さに感動して涙が止まりませんでした。今日は素晴らしい演奏をきかせていただいて本当にありがとうございました。
- アマチュアでもこんなに上手に演奏できる事に驚きました。また聴きたいです。
- 松元宏康さんの細やかな指揮のもとの演奏が素晴らしかったです。コントラバスの低音の美しさも良かったです。
- アマチュアとして個人練習、練習場等大変だと思いますが、頑張って演奏立派です。(金管がとくに良かった)
- 交響曲第2番ニ長調 作品73 第4楽章では、目の覚めるような感動を味わいました。
- パンフの演奏曲目の説明を、各パートの演奏者が担当するのは大変いいと思いました。評論家の説明よりも心がこもっていると感じました。
- (パンフは)団員による各曲の紹介はとてもユーモアがあり、演奏会に対するワクワクを高めてくれました。
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♫第64回定期演奏会【札幌市文化芸術活動再開支援事業】
【日時】 2022年5月21日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
スラヴ行進曲 作品31
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
交響曲第6番ロ短調 作品74【ヴァイオリン】 田島 高宏(札幌交響楽団 コンサートマスター) 【指揮】 松井 慶太
第64回定期演奏会は2年ぶりのKitaraで行われました。開催が中止になったりしたため、念願!悲願!のオールチャイコフスキープログラムです!
スラブ行進曲は、暗くジメジメとした旋律から始まり、最後は札フィルらしく、力強いフィニッシュだったと思います。
ヴァイオリン協奏曲二長調とアンコールは、田島先生のヴァイオリンに聞き惚れていたのではないでしょうか。
最後は悲愴。札フィルでは4回目の演奏です。松井先生のおかげで演奏終了後、息を飲むような静寂な時間がしばらくあり、改めて、悲愴って素晴らしいんだなと感じることができました。
♪お客様の声(アンケートより)- アマオケがここまでやるとは驚き。協奏曲は「あまり上手くないプロオケ」に準じる演奏。《悲愴》四楽章冒頭のヴァイオリンの音には息を呑んだ。
- 札幌市民オーケストラで、皆さんよく練習していた様で、調和が取れていて、素晴らしかったです。
- ロシアの作曲家の曲とアンコール曲が感動しました。1日も早くウクライナに平和が訪れるようにと言う祈りにも感じられました。
- 全体的に大変良い演奏会でした。恐れ入りました。悲愴の3楽章のシンバルは大変印象に残りました。4楽章の弦も大変素晴らしかったです。また来ます。
- ヴァイオリン協奏曲、田島さんの独奏感動しました。素晴らしい演奏でした。札フィルの演奏も素晴らしいかったです。
- オールチャイコの演目で、とても堪能できました。田島さんも2年越しの演奏で、気合十分でした。アンコールのアヴェヴェルムコルプス、久しぶりに聞けて嬉しかったです。
- 全体的に明るくドラマティックな選曲で楽しめました。
- 期待以上に演奏の出来栄えが最高でした
- ヴァイオリン協奏曲本当によかったです。しびれました。悲愴は好きな曲で改めてじっくりときかせていただきました。入口は混んでいましたが、会場内は分散されていて、とても良い席に着席できてありがたかったです。
- 今回の、演奏会は、最高でした。奇しくも、ロシアとウクライナの戦争の最中、ロシア出身の、チャイコフスキーの作品を、いろいろ考えながら聴きました
- 管楽器の響き、素晴らしかったです。
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♫第63回定期演奏会
【日時】 2021年10月31日(日) 【会場】 カナモトホール(札幌市民ホール) 【曲目】 アントニン・ドヴォルザーク
チェコ組曲 ニ長調 作品39より、第1、2、5曲
チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
交響曲第8番 ト長調 作品88【チェロ】 金木 博幸(東京フィルハーモニー交響楽団首席) 【指揮】 松井 慶太
演奏会当日13:30、舞台の裏はバイオリンパートほか10名以上が集まっていてた。舞台の扉にある覗き窓から客席をみると、前側の客席にもお客さんがはいっていた。
舞台袖から入り席に座る。コロナ禍が少し収まったためか、隣との間隔を開けて座ってはいるが、1階ホールはほぼ満席。今回は、オールドボルザークの演奏会。また、指揮者、コンマス、ソリストと、札フィルの歴史に残る演奏会。
最初の演目は、チェコ組曲
TVドラマのだめカンタービレでご存知の方も多いと思うが、2曲目のポルカ、演奏は3曲目だが、5曲目のフリアント。日本人には難しい、3拍子の中に2拍子が入るリズム。(本当に難しかった)ボヘミヤ地方の民族衣装をきた人々が、楽しそうに踊っている姿が、皆さんの脳裏に描かれていたら光栄です。
チェロ協奏曲のソリストは、札フィルとご縁のある金木先生。
素晴らしいソロの演奏を、松井先生の指揮に正確に答え、しっかり?!支えて健闘した札フィルメンバー。曲の推進力は、ベンツではなくマツダのロードスターをイメージしながらの演奏。
後半の演目は、交響曲8番
ビオラと2ndバイオリンにとくに想いがこもっている音楽。ある団員にとって、とても切なく甘酸っぱい涙無くして語れないほど想いが詰まった曲。チェロ・ビオラの素敵なメロディーから始り、“古い喫茶店に入ると薄暗い奥からマスターが出す苦味のある美味しいコーヒー”を想像させるような音が届いたでしょうか。最終楽章は、大きなカーニバルを思い起こす音楽で、奇しくもこの日はハロウィン。様々な思いを昇華するような、札フィルの“全集中の演奏”をお聞きいただいた演奏会でした。
最後に少し苦味の効いたデザート。
スラブの哀愁漂う作品72−2をアンコールでお届け。最も美しいメロディーのひとつと言われる曲を、北の宿からの歌詞を重ねながら聴いてみてください。
♪お客様の声(アンケートより)- ヴァイオリンの音色が統一されていてとても美しかった。
- 横井先生のコンマスで金木先生がゲストというシチュエーションが良かったです。
- 当たり前ですが真剣さが伝わり良かったです。後にサイトウ記念オーケストラの様を目指して頂きたいです。
- とても良い演奏で聞いていて楽しかったです。ドボ8、チェロコンのトロンボーンとトランペットがとても響いていたし、曲自体も素晴らしくて鳥肌がたちました。
- チェリスト金木さんの演奏を初めて聴いてすぐに惹き込まれました。素晴らしいです。オケの皆さんもそれぞれ熱意を持って演奏、楽しませて頂きありがとうございます。
- コロナ禍で練習が困難な中、素晴らしい演奏会でした。
- 金木さんの演奏も素晴らしかったですが、特に後半とアンコールの演奏は団員さんの気持ちが一層入っていて非常に良かったです。
- レベルが高い、特に管が素晴らしかった!指揮者が生き生きとしていた。楽章ごとの終わりがバシッと決まり、拍手したくなった!
- ドボルザーク、ちょっぴり憂鬱で力強くて深い音。とても良かったです。
- コロナ禍で活動が大変な中、このような素晴らしい演奏を聴かせてくれてありがとうございます。
- コロナ禍で久々に演奏を聴くことが出来て、とても感動し涙が出ました。素敵な演奏ありがとうございました。今後も皆様が健康でご活躍される事を祈っています。また来年5月の演奏会を楽しみにしております。
- 金木さんの演奏を聴きたいという出発点でしたが、市民オーケストラの演奏を聴く機会が持てて良かったです。
- 活動の制約がある中、今回の演奏会開催に尽力された全ての皆様方に感謝申し上げます。素晴らしい演奏会でした♪
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♫第62回定期演奏会
【日時】 2021年5月4日(火・祝) 【会場】 札幌文化芸術劇場 hitaru 【曲目】 カール・マリア・フォン・ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」作品77, J. 277より序曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K. 550
エドワード・エルガー:独創主題による変奏曲 作品36【指揮】 高井 明
創立50周年記念 第62回定期演奏会は、札幌文化芸術劇場 hitaruで行われました。
真新しいホールに染み入るように、歌劇「魔弾の射手」序曲から演奏会がスタートします。荘重なユニゾンで幕を開け、神秘的なメロディ、緊迫感あるフレーズを経て、最後は爽やかで明るい響きがホールいっぱいに広がりました。
次に演奏したモーツァルトの交響曲第40番は、前回の演奏会から続く「モーツァルトの三大交響曲に取り組むシリーズ」第2弾です。流れるように美しい旋律から始まり、途中で様々に転調し、最後は勢いよく曲が終わります。
そしてメインはエルガーのエニグマ変奏曲。主題とそれに続く14の変奏曲から成るこの曲は、多彩な曲想・表情を見せてくれます。高井先生の指揮によって、この曲の魅力も札フィルの魅力も存分に表現できたのではないでしょうか。
♪お客様の声(アンケートより)- 今まで聞いた札フィルさんのコンサートの中で最高でした
- モーツァルトの3楽章、ハッとさせられる素晴らしいサウンドでした。これまであまり関心の無かったエニグマ変奏曲の良さに気づかされ、この曲が好きになりました。ニムロッドで自然と涙がこぼれました。また聴きに行きたいです。
- 初めて聴きましたが、熱のこもった指揮と演奏、温かな聴衆の拍手、これからも100周年をめざして、楽しんで続けていただきたいと思います。
- 団員の心の籠った演奏会、全てに感動しました
- クラシックにはそんなに詳しくは無いですが、一度は耳にしたことの曲だったので楽しめました。
- 素敵な会場、素晴らしい演奏で、時間があっという間に過ぎてしまいました。まだ終わらないでーと思いながら、名残惜しく聴いていました。コロナ禍の中、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました
- 本当に一曲目の演奏を聴き終えて涙が出ました団員達の気迫に感動しました。とてもアマチュア楽団とは思えない程すばらしい演奏会でした。この演奏会を迎えるまでの関係者の方々のご苦労団員達の努力に感無量です。
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♫第61回定期演奏会
【日時】 2019年10月20日(日) 【会場】 カナモトホール(札幌市民ホール) 【曲目】 リヒャルト・ワーグナー:歌劇「リエンツィ、最後の護民官」より序曲
カール・ニールセン:交響曲第2番ロ短調 「4つの気質」op.16
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K543【指揮】 板倉 雄司
第61回定期演奏会は、金管軍の華々しいファンファーレから始まる、ワーグナーの3つ目のオペラ作品である歌劇「リエンツィ」で幕開けしました。
ニールセンの交響曲第2番「4つの気質」は、人間の気質について分類されたものになぞって作られた4楽章からなる難曲でしたが、人間の性格は複雑で、終始一貫したものではないというニールセンの思いを、板倉先生の指揮により表現できていたのではないかと思います。
そして、モーツァルトの三大交響曲の一つである交響曲第39番は、モーツァルト独特の柔らかく、比類なき美しさの響きを味わいながら、団員も心を込めて演奏しました。
モーツァルトの三大交響曲の序奏を堪能した札フィルは、今後第40番、第41番にも挑戦していきます!
♪お客様の声(アンケートより)- モーツァルト! 素敵なたびに連れていっていただきました
- 晩秋を飾るプログラム! これで冬を迎える準備が出来た、ありがとう!
- 第1に本格的な演奏を聴けたこと、第2にめったに聴けない曲を聴けたことが良かった
- 普段耳にしない(私にとって)マイナーな「四つの気質」だが、以前心理学の本で読んだことがあったので面白いと思った
- 友人が”クラシック音楽をナマのオーケストラで聴いて感動した”とすすめられて来た。
- プログラム冊子もわかりやすく書かれていて良かった。
- プログラムの”曲目紹介”の文章を毎回楽しみに読んでいます
- とても素敵な演奏で幸せな気持ちになりました。
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♫第60回定期演奏会
【日時】 2019年5月19日(日) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ブラームス: 悲劇的序曲 作品81
チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」序曲
(1869年 第1稿)
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14【指揮】 松井 慶太 【主催】 札幌フィルハーモニー管弦楽団 【共催】 札幌地区トヨタ販売会社グループ・トヨタ自動車株式会社 【協力】 公益社団法人 日本アマチュアオーケストラ連盟 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社
朝日新聞北海道支社、北海道新聞社毎日新聞北海道支社(順不同)
記念すべき第60回演奏会は、指揮者に気鋭の松井慶太氏をお迎えしてブラームス、チャイコフスキー、そして没後150年のベルリオーズというビッグネームの揃い踏みでした。
ブラームス「悲劇的序曲」は、理性の中にロマンが、陰の中に陽が、悲劇の中に光が、というなかなか味わい深い曲でした。
チャイコフスキー「ロメオとジュリエット」初稿版は、一般に演奏されている曲ではないので初めて弾くというひとばかりでしたが、シェークスピアの「ロメオとジュリエット」のストーリーを忠実に、素朴に、表現した曲でした。
メインのベルリオーズ「幻想交響曲」作品14は、ここまで表現音楽に拘っていいのかと思うほどすべての楽章が絵のように浮かぶ曲で、フランス革命の動乱後に生を受け、また彼自身が失恋の痛手からアヘンで自殺を図ったという動機から生まれた、この上ないドラマチックな曲でした。
そんな曲を演奏できるわたしたちは、実際には、体験出来ないことを音楽で疑似体験できるというなんて贅沢な「遊び」を経験しているのでしょうか?
♪お客様の声(アンケートより)- ベルリオーズの演目、ストーリー通りの風景が感じられた、ブラボー!
- 最初から最後まで素晴らしかった。指揮者の松井氏も素晴らしかった。この演奏がCD化されたら購入したい
- 演奏に強弱とメリハリ、そして緊張感が感じられとてもアマの演奏とは思えなかった
- 幻想交響曲のラストの迫力に圧倒されました
- プログラムに団員の曲に対する考えなどが書かれていて良かった
- 団員の方々が皆さん仲良さそうで温かい感じがした
- すばらしかったです。鳥肌が立ちました、来てよかったです
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♫第59回定期演奏会
【日時】 2018年10月20日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟作品26
ボロディン:交響曲第2番ロ短調
シューベルト:交響曲第8番ハ長調D944【指揮】 板倉 雄司
目の前にスコットランドの西・ヘブリディーズ諸島の風景が広がる、メンデルスゾーンの絵画的な名曲「フィンガルの洞窟」で幕開けした第59回定期演奏会。
そしてロシア5人組の1人・ボロディンの交響曲第2番、後半はシューベルトの60分にわたる長大な交響曲第8番(その名も「ザ・グレート」!)という、2曲の交響曲が続き、奏者にもお客様にもなかなかにヘビーなプログラムでした。
しかし土くさく、ロシアの広大さと民族的な魅力にあふれるボロディンと、かたや軽やかで弾むような「天国的なメロディ」を奏でるシューベルトのカラーの違いが、板倉先生指揮のもとでよく表現できていたのではないか思います。
弦楽器奏者の腕と管楽器奏者の息とお客様の睡魔の限界ギリギリのせめぎあい、だったかもしれませんが・・・??
♪お客様の声(アンケートより)- 初めて聴く曲ばかりでしたが、どれも興味深くききました。特にボロディンの曲、始まりは怖いイメージでしたが、どんどんひかれていって、とても感動しました。
- 長い曲だけど、楽しく聴けた。
- パーカッションの迫力がすごかった(ボロディンの4楽章)。管楽器の音色がとてもきれいだった。弦楽器の指の動きがすごいはやい。
- フィンガルは導入としてとても軽やかで美しく、ボロ2は完成度がとても高く、ボロディンらしさが体現されていた。シュー8は足取り軽やかにさせる名演奏でした!
- シューベルトはすばらしいです。シューベルトがグレートなら、札フィルは「グレース」ですね。
- チームワークの良い演奏、グレートでした!
- 指揮者がオーケストラを自在に操っているように感じます。次もこの指揮者できいてみたいです。
- 年々成長してゆく札フィルを聴くのが楽しみです。頑張ってください。
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♫第58回定期演奏会
【日時】 2018年5月19日(土) 【会場】 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール) 【曲目】 ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲作品84
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27【チェロ】 金木 博幸(東京フィルハーモニー交響楽団首席) 【指揮】 松元 宏康 【共催】 札幌地区トヨタ販売会社グループ・トヨタ自動車株式会社 【協力】 公益社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社
朝日新聞北海道支社、北海道新聞社
毎日新聞北海道支社(順不同)
ベートーヴェン作曲のエグモント序曲に始まり、東京フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者・金木博幸氏をお招きしてのエルガーのチェロ協奏曲、そしてメインはラフマニノフの交響曲第2番、と重厚なプログラムとなった第58回定期演奏会。
松元宏康先生の明快な指揮と恒例の公演後トークも好評でした。
実はソリストの金木先生は、小学生の頃札フィルでチェロを弾いていたことがあったとか!
数年前、札フィル団員が務めている小学校の音楽教室に偶然いらしたことがきっかけで、今回の共演の話に・・・音楽の素敵な縁ですね。
♪お客様の声(アンケートより)- 最初から最後までとても温かい空気感で、予想を遙かに超えてたのしませてもらいました。
- エルガーでチェロのソロを聴いたのは初めてで感動しました。演奏者が素晴らしいのでしょうか?チェロがこんなに表現力のある楽器だとは知りませんでした。今後チェロが主体の曲も楽しみにしています。
- チェロの独奏が素晴らしかったです。私は今夜チェロに恋をしました!低音の甘い声でささやかれているようでずっとドキドキしていました。甘いだけじゃなくて悲壮感も含まれている大人の音色ですね。
- 今日は木管の温かさ金管楽器の迫力、弦の柔らかさ、それを指揮者がまとめ、特に最後のラフマニノフは圧巻でした。心の充電ができました。ありがとうございました。
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♫第57回定期演奏会
【日時】 2017年11月3日(金祝) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ジャック・オッフェンバック/マニュエル・ロザンタール編:
バレエ音楽「パリの喜び」より
序曲、1.アレグロモデラート、8.ヴァルセレント、9.マーチ
16.カンカン、17.カドリーユ、18.アレグロ、22.ヴィーヴォ
アントン・ブルックナー: 交響曲第8番ハ短調(第2稿ハース版)【指揮】 松浦 修 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社
朝日新聞北海道支社、北海道新聞社
毎日新聞北海道支社(順不同)
2017年11月3日の文化の日に,キタラ大ホールで開催された第57回定期演奏会。
運動会でおなじみのフレーズや、 フレンチカンカンなど鳴り物もにぎやかなオッフェンバックの組曲「パリの喜び」と、ブルックナーの80分におよぶ大曲・交響曲第8番の2曲プログラムを、松浦修先生の指揮で演奏しました。
「楽しかったっ!」「圧倒された!」とのお客様からの声を数多くいただきました。
毎回楽しみにしている、いつも演奏会で元気をもらっているというリピーターの方も増えてきており、団員一同、感謝・感激です。
♪お客様の声(アンケートより)- 大曲によく挑まれたと思います。何度も胸にぐっと迫るものがありとても感動しました。
- 札フィル見直しました。そのアンサンブルやパワー、このような大曲をしっかりまとめあげた各パートの奏者、指揮者の力。コントラストが巧い。・・・広大な宇宙感を感じを味わいました。ありがとうございました。
- パリの喜び、とても楽しく耳慣れたメロディを豪華に聞くことができてあらためて素敵な曲だな、と思いました。ブルックナーは圧巻でした。80分間、何度か天国に誘われました。・・・とても素晴らしい文化の日となりました。
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♫第56回定期演奏会
【日時】 2017年5月27日(土) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ウィリアム・ウォルトン:戴冠行進曲「クラウン・インペリアル」
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:
イタリア奇想曲作品45
ヨハネス・ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
【指揮】 板倉 雄司 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会、読売新聞北海道支社、
朝日新聞北海道支社、北海道新聞、毎日新聞北海道支社
(順不同)
56回定期演奏会は、これまでファミリーコンサートや、岩内町への出張公演を振ってくださった板倉雄司先生を初めて定期演奏会の指揮にお迎えしてお送りしました。
キタラのパイプオルガンを使ったウォルトンの戴冠行進曲「王冠」で華々しく幕開けしたあとは、札フィルお得意!?のチャイコフスキーから「イタリア奇想曲」、メインにブラームスの交響曲第4番というバリエーション豊かなプログラムでした。
久々だった土曜夜の演奏会でしたが、前日からの悪天候も、開演前には徐々に回復し、たくさんのお客様をキタラにお迎えできました。
♪お客様の声(アンケートより)- 戴冠行進曲、ほんのわずかの時間のオルガンが、心に残りました。
- チャイコフスキー、楽器それぞれの音色が楽しめて、その重なりあいが美しく、感動的でした。
- イタリア奇想曲の展開が非常によかった。ブラームス第4番は哀愁の漂う、味わい深い演奏でした。
- 春なのに・・・少し肌寒い雨あがり・・・ブラームスが心にしみ入りました。
- 演奏曲の選択がよく、楽しい気分になった。ブラームスの交響曲4番、メロディーが美しく感動しました。
- 毎回楽しみに聴きにきています。忙しい毎日の中で、札フィルの演奏を聴く時間は私にとっていやしとなっています。これからもがんばってください。
- いつも点字プログラムを触読させていただいております。プログラムの作成にあたってのご苦労にいつも感謝申し上げます。
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♫創立45周年記念第55回定期演奏会
【日時】 2016年10月9日(日) 【会場】 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール) 【曲目】 ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲
オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの松」
【指揮】 松元 宏康 【後援】 札幌市、札幌市教育委員会
北海道日伊協会、読売新聞北海道支社
朝日新聞北海道支社、北海道新聞
毎日新聞北海道支社、AIR-G'エフエム北海道(順不同)
イタリアオペラの巨匠・ヴェルディの「運命の力」序曲、今やサッカーの応援曲としておなじみの「アイーダ 凱旋行進曲」、そしてイタリアの作曲家・レスピーギのローマ三部作より「ローマの噴水」「ローマの松」を演奏しました。
今回はアンコールの声が高かった松元宏康氏を4年ぶりにお招きし、指揮だけでなく演奏前のプレトークでも大活躍!
特にローマ2曲は、様々なローマの風景と時の中に佇む噴水や松の情景を彩った曲で「プレトークにより情景をイメージして聴くことができた」、というお客様の声も大変多く、よりオーケストラやクラシック音楽を楽しんでもらえる機会になりました。
♪お客様の声(アンケートより)- レスピーギの曲は本当にイメージしやすく、まるで音楽を聴きながら絵画を楽しんでいるようでした。ブラボーです。
- 指揮者の情熱にが伝わる最高に熱い演奏をありがとう!
- 10年ほど前からきていますが、一番たのしく、音もすごく出ていてたのしかったです。
- 1曲ごとに盛り上がり、最後のローマの松で盛大なスケールで最高でした。45年の時間の流れと成長を肌で感じました。
- 松元宏康氏のお話に感激しました。気さくにお話をしてくださって、楽しく心なごむひとときをありがとうございました。
- 金管・木管の活躍に感激です。と思ったらアンコールの弦のみなさんのハートにまた感激でした。
- イタリアンフルコース、よかったです。「ローマの松」いろいろな音がして夢のような響きになっているところがあったり、迫力があったりして聴き応えがありました。みなさんの熱演ぶりが伝わってきました。
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♫第54回定期演奏会
【日時】 2016年5月22日(日) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 リヒャルト・ワーグナー:
舞台神聖祝典劇「パルジファル」より第1幕への前奏曲カール・ライネッケ:フルート協奏曲 ニ長調 Op.283グスタフ・マーラー:交響曲第1番 ニ長調【フルート】 ウォルフガング・リンデンタール
(ウィーン国立歌劇場舞台オーケストラ)【指揮】 松浦 修
記念演奏会第1弾は、札フィル団員にとって特別な思いの1曲から始まりました。
ワーグナー「舞台神聖祝典劇「パルジファル」より、第1幕への前奏曲」。 札フィルにしては珍しい、全編静かで荘厳なこの曲は、ちょうど1年前の春の演奏会、一緒に舞台で演奏したのを最後に、病気のため昨年10月に若くして亡くなったある団員の女性に、捧げられました。 本番は、なにか特別な雰囲気がステージを支配し、指揮の松浦先生(1年前も指揮していただいた)と札フィルメンバーの彼女への思いがひとつになり昇華したような、不思議なひとときでした。
続いて、ウィーン国立歌劇場舞台オーケストラのフルーティスト、ウォルフガング・リンデンタールさんを迎えての、ライネッケのフルート協奏曲。 来日して1週間、フレンドリーな人柄で慕われた「ウォルフィ」の奏でる音色には、「フルートってこんなにやわらかな音で、さまざまな色合いが出せるんだっ!」と常識を覆されました。
あまり演奏される機会のない、しかし美しいこの曲を、あざやかな色彩で歌い上げました。
そして大曲、マーラーの交響曲第1番への挑戦。充実したプログラムで、45周年記念イヤーの幕開けにふさわしい演奏会となりました。
♪お客様の声(アンケートより)- バラエティに富んでで実に楽しかった
- マーラーの巨人が大変良かった。感激した。
- 熱演にとても感動しました。
- 団のまとまりを演奏にも姿勢にも感じた
- 普段経験することができない多くの楽器の音色と壮大な音楽を聴け、大変充実した時を楽しむ事ができました。エネルギッシュな演奏に元気をもらいました。
- 全体的にすばらしかったし、特にフルートのソリストのかたが本当にすばらしくて、とても感動しました。
- フルート単体を聴くことがないので、生で素晴らしい演奏を体感できました。
- 普段あまり音楽をきかないが、初心者でも聴いていて楽しめる、めりはりのあるプログラムだったと思います。スケールの大きな演奏に感動しました。元気をいただきました。
- とても安いチケットでこんな素晴らしいオーケストラが聴けるのは、札幌市民として幸せな事と思います。
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♫第53回定期演奏会
【日時】 5月24日(日) 【会場】 わくわくホリデーホール 【曲目】 カール・ニールセン:ヘリオス序曲作品17
ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 作品36
【ピアノ】 タニャ・エカナヤカ 【指揮】 松浦 修
スリランカ出身・英国在住のピアニスト タニャ・エカナヤカさんを迎えての演奏会。
初挑戦になるニールセンの序曲に始まり、シューマンのピアノ協奏曲は、タニャさんの繊細さと力強さ、情緒があふれるパフォーマンスで、オーケストラとの息もあった演奏になりました。
そしてメイン、札フィルが大好きなチャイコフスキーは、指揮・松浦先生のタクトににより、緩急の激しい、熱のこもった演奏となり、お客様からも「迫力に圧倒された」「感動した」という声が多く寄せられました。
入場者数も春の演奏会としては過去最高の1,115人を記録。「又是非来たい」というコメントも多く、今後につながる充実した演奏会となりました。
♪お客様の声(アンケートより)- なんといっても圧巻だったのはタニャさんのソロでした。オケとも調和して華麗な演奏が聴けました。
- エカナヤカさんのピアノはすばらしかった!シューマンのピアノ協奏曲のすばらしさを、ここまで演奏できるとは~!
- ソリストの方の演奏が素晴らしかったのはもちろんですが、札フィルのオケとも実によく息が合っていて名演でした。
- 初めて聴いたニールセン、良い曲でした。シューマンのソリスト、素晴らしかったです。チャイコフスキーの4番、大変熱のこもった演奏に感激
- 管と弦がせめぎ合い調和し、且つ爆発し合い素晴らしい演奏でした。チャイ4の底力を強く感じました。演奏後は感涙モノ。
- チャイコフスキーには心打たれました。運命とそれに抗うもの、しかし許しなど、ずっと涙がとまらず感動しました。ありがとうございました。
- 最高によかったです。人生辛かったけど、力がみなぎりました!!!
- 札フィルのみなさん、よい音楽をきいてもらいたいという熱意が伝わりました。
- やはり生のオーケストラは素晴らしい。ピアノも力強く、時に繊細にお見事。
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♫第52回定期演奏会
【日時】 2014年10月25日(土) 【会場】 札幌市民ホール 【曲目】 スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」【ヴァイオリン】 川村 拓也
(元HBCジュニアオーケストラコンサートマスター)【指揮】 阿部 博光(北海道教育大学教授)
シューマンの交響曲第3番「ライン」、スメタナの交響詩「モルダウ」・・・と、今回の演奏会のテーマは「川」。
そしてブルッフのヴァイオリン協奏曲のソリストに迎えたのは、札フィルの元コンサートマスター「川村さん」・・・ここにも川がありました。
今回は、指揮に札フィル初共演となる阿部博光氏を迎え、札フィル初のシューマンの交響曲への挑戦・・・と初ものづくしの演奏会でした。
音楽で旅する「川」を楽しんでいただけたと同時に,川村さんのヴァイオリンには絶賛の声が寄せられました。
♪お客様の声(アンケートより)- 親しみやすい曲ばかりで聴きやすかった。「モルダウ」「ライン」の違いが、同じ川でもこんなに表情が違うのかと驚いた。
- モルダウ、美しく雄大で、平和で、想像的な曲想が実によく演奏されていました。ブルッフの協奏曲もヴァイオリンの音の美しさがよく表現されていました。アンコールよかったですね。
- テーマに基づいた選曲も良いですね。
- 初めて札幌フィルハーモニーのコンサートに来ましたがとても聴きやすく、心が癒される演奏会でした。ありがとうございます。
- 川村氏の演奏は素晴らしい。特に低音に「ツヤ」があり心地よい音色でした。
- 川村さんのヴァイオリンが堂々として伸びやかで素晴らしいと思いました.川村さんをサポートする皆様の演奏も素晴らしかったです。
- フィルの人たちは皆楽しそうに演奏するので、こっちもわくわくした。
- いつも点字のプログラムを用意していただき、演奏曲目および演奏内容を事前に把握でき、倍の喜びを得ることができました。ご努力に感謝申し上げます。
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♫第51回定期演奏会
【日時】 2014年5月25日(日) 【会場】 札幌コンサートホールkitara 【曲目】 ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩「禿山の一夜」
カール・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調
ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス Op.85
ムソルグスキー/モーリス・ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
【ヴィオラ】 マイケル・ザレツキー(ボストン交響楽団ヴィオラ奏者) 【指揮】 松浦 修
アメリカの名門オーケストラ・ボストン交響楽団のヴィオラ奏者、マイケル・ザレツキー氏を特別ゲストに迎えた第51回定期演奏会。
シュターミッツの協奏曲、ブルッフの”ロマンス”・・・なかなか単独で聴く機会の少ないヴィオラの、ザレツキー氏の奏でるやさしく艶やかな音色に、多くのお客様を始め、共演した私たちも魅了されました。
ヴィオラのそしてメイン曲の「展覧会の絵」は松浦氏の情熱的なタクトのもと、迫力のある演奏をお届けできました。
♪お客様の声(アンケートより)- 展覧会の絵のトランペットがかっこよかったです。ヴィオラソリストが甘く、渋い音でとてもすばらしかったです。
- ムソルグスキーの2曲がお目当てできました。はげ山の一夜、展覧会の絵ともとても良かったですが、ザレツキー氏のビオラの2曲の温かい気持ち良い演奏に大いに魅了され、彼がまた来て聴かせてくれるのを期待します
- ヴィオラの曲が美しい!やわらかい!すばらしい音色
- ザレツキーさんのお人柄でしょうか。ヴィオラのやさしい音色、心地よかったです。松浦さんの「展覧会の絵」パワフルでブラボーです。管楽器の皆さんもすばらしかったです
- ヴィオラは単独ではなかなか聴けないので、こんなに心にしみる音だったのかと改めて感動しました
- 展覧会の絵、もうブラボーの一言です。場面をイメージしてきけて、次は何かな・・・とワクワクしました。冒頭のTpにしびれすぐに世界に入り込めました。最後にむけての一体感がすごかったです。ブラボー!!!
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♫第50回定期演奏会
【日時】 2013年10月19日(土) 【会場】 札幌市民ホール 【曲目】 廣瀬量平:祝典序曲
アルチュニアン:トランペット協奏曲
立原勇:祈りXII(オーケストラ版 世界初演)
シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43【トランペット】 杉木 峯夫(アルチュニアン:トランペット協奏曲・祈りXII)
福田 善亮(祈りXII)【指揮】 中田 昌樹 【主催】 札幌フィルハーモニー管弦楽団
札幌市民憲章推進会議(事務局:札幌市)
記念すべき第50回となった定期演奏会。「札幌市民憲章制定50周年」行事の一環ということもあり、「札幌」をテーマにした演奏会を企画しました。指揮者には札幌出身で当団とのご縁も深い中田昌樹氏をむかえ、さらには札幌交響楽団の元首席トランペット奏者・杉木峯夫氏、現首席奏者の福田義亮氏をソリストに、華麗なトランペットの協奏曲や世界初演のデュオ曲を演奏。
中田先生の軽快なトークもはさみながら、オープニングには北海道出身の作曲家・廣瀬量平氏が札幌冬期五輪開催を記念して作曲した「祝典序曲」、アンコールは同じく札幌五輪のテーマ曲「虹と雪のバラード」でしめくくり、大いに会場も盛り上がりました。
♪お客様の声(アンケートより)- 現代音楽や北海道出身の作曲家の曲を演奏することも良い試みだと思う。アルチュニアンのトランペット協奏曲は名曲ですね。
- 最後の「虹と雪のバラード」、当時を思い出しました!ありがとうございました。
(この日のアンコールでは「虹と雪のバラード」を演奏しました) - 札幌をテーマにしたオープニング曲が札フィルらしくとても良かったです。祈りⅫのオーケストラバージョンもおもしろかったです。
- 演出が良かった。スライドもなつかしく、涙が出ました。全体に家庭的な雰囲気で、説明も音もすばらしかった
- やっぱり生はいいですね。中学生の頃からCDで何度も聴いていたアルチュニアンを生のオーケストラで、杉木先生のソロで、しかも札幌で聴けて感動しました。オーケストラの立体感に感動でした。札フィルの皆様ありがとうございました!祈りもとても聴きやすく、いう間に過ぎました。福田先生と杉木先生のデュエットをオケ演奏で聴けて最高でした!
- トランペットの音がやわらかくて、あんな音が出るとは驚きでした。
- 「祈り」のご説明ではメロディがない、とのことでしたが、美しいテーマが終始きこえてきて、メロディよりももっと大きなうねりやざわめきを感じ、感動しました!シベリウス、とにかく、とにかくブラボー!!!またぜひ演奏して!このあとのオリンピックもマッチしていました。
- 札幌という地元につながりのあるプログラムで、オーケストラ音楽と自分たちが、同時代でつながっていることを感じさせてくれたところが良かった。シベリウス、クライマックスのもりあがり、素晴らしかったです。音色、全体のまとまり、良かったです!